今日を生きる知恵のことば 十字架の聖パウロの365日

書籍「今日を生きる知恵のことば 十字架の聖パウロの365日」ドン・ボスコ社からその日のことばを抜粋、掲載します。

1月24日  無味乾燥なときの祈り方

 内的平和を欠き、心の集中が不可能になり、黙想ができなくなったとき、じたばたしてはなりません。魂の上部で愛に満ちた眼差(まなざ)しを神に向けているだけにしなさい。このようなことが起こったなら一切の慰めから心を引き離して、壁がん(壁のくぼみ)に置かれた像のように神の御前に立っていなさい。

 

   祈り  主よ、甘美さと光を感じるとき祈りはとても易しいです。けれども心が乾き、気が散るときはそうではありません。何もしていないと感じるとき、あなたと共にいることだけ、それだけが何にもましてとても重要なことだということを、わたしはわきまえていなければなりません。祈りのときわたしが単にその場にいるということだけで、あなたをお喜ばせすると信じさせてください。